黒柴りゅうの散歩道

日本各地の旅の記録(重伝建と一宮そして100名城)

伝建地区

81 家族に乾杯と伝建地区

1 NHKの「家族に乾杯」 「家族に乾杯」は最近あまり見なくなっていますが、以前の放送で伝建地区が舞台になった時のことは、今でもいくつか覚えています。とりわけ鶴甁さんが神木隆之介さんと訪れた愛媛県内子の回が印象に残っていて、町並の様子も内子…

80 訪問後、伝建地区に

1 杵築市「北台南台地区」訪問のきっかけ 杵築(きつき)市は国東半島の根元にあり、別府湾沿岸に位置する武家町です。湯布院に旅行した翌日に訪れました。当時は伝建地区ではありませんでしたが、時代劇の舞台となっていた坂道や武家屋敷街がとても印象的…

79 続々・朝ドラと伝建地区

1 ちりとてちんと「小浜西組」 朝ドラの「ちりとてちん」(平成19年度後期)は、ヒロイン(貫地谷しほり)が小浜市で少女期を過ごした設定であったことから、伝建地区「小浜西組」が登場します。 ここは江戸時代、北前船でにぎわう茶屋街として栄えた町(三…

78 続・朝ドラと伝建地区

1 「カムカムエヴリバディ」の寺内町富田林 朝ドラと伝建地区について、伝建地区そのものが舞台になっている場合と、ロケの舞台として選ばれる場合と、二通りあります。「半分青い」の岩村は前者ですが、「まんぷく」での東近江や「カムカムエヴリバディ」…

76 朝ドラと伝建地区

1 岐阜県恵那市へ 昨年夏は、コロナ下でもあったので近場の岐阜県に家内と出かけました。もう少し遠方でないと旅行気分が味わえないかなと思いましたが、全くそんな事は無く近くの県でも魅力的な場所はたくさんあります。 いつもの様に出向いた土地の一宮に…

72 長崎市伝建地区②南山手

1 グラバースカイロードと長崎市内のパノラマ 南山手地区は長崎市のもう一つの伝建地区です。長崎港を見下ろす斜面に幕末から明治の住宅や教会などが残っていて、大浦天主堂(国宝)や旧グラバー住宅(重要文化財)などを中心に、長崎観光のシンボル的存在…

71 長崎市伝建地区①東山手

1 意外な伝建地区 市営松ヶ枝町第2駐車場に車を入れました。ここはらせん状に上の階に上がる立体駐車場で、屋根があって車の室温が抑制されるため、夏場には助かります。しかも最初の1時間290円で延長が140円/30分、とても良心的でさすが観光の老舗という…

70 有明海沿岸の伝建地区

1 日程とルートの変更 旅の途中で自宅に戻る必要が生じました。残りの3泊4日を1泊2日へ、何とか福岡・佐賀・長崎は終えておきたかったので、下図(Googleマップより)二つを合体して1日ルートに変更です。宿泊先は長崎なので市内の伝建地区は翌日午前…

68 情報入手のポイント

1 旅行者に一番必要な情報「伝建地区巡り」の最大の課題は、現地の核となっている施設に辿り着くこと、そしてポイントとなる建物を見つけること、これに尽きると思います。昭和の時代など比較的早く指定を受けた地区は、多 くが観光化に成功し自然とその様…

67 全てそろった伝建地区

1 佐賀県嬉野市へ「塩田津」は、長崎街道だった道路沿いには、白壁の大きな家々が並びます。現在その後を継ぐ国道498号線は、町を迂回するバイパスになっているので、町中は大きな通りの割に交通量が少なく落ち着いた風情となっていました。 中心となってい…

66 無電柱化と伝建地区

1 無電柱化の国際比較 国際的に見て日本の無電柱化の割合は低く、ロンドンやパリはもちろん、アジアの主要都市でも、香港やシンガポールは100%、台北で96%、ソウルが50%となっているのに対して、東京23区で8%、大阪市で6%ですから(国土交通省2018)…

63 圧倒的な白壁の町 吉井

1 伝建地区への行き方 八女市の二つの伝建地区(八女福島・黒木)からうきは市の伝建地区に向かうため、耳納山地を越えるルートで向かいました。途中、既に記事にした「広内・上原地区の棚田の展望台」で一休みし、ナビの通り目的地の「白壁交流広場駐車場…

61 伝建地区と石積の棚田

1 八女市の二つの伝建地区 八女福島は江戸時代初期に作られた城下町で、指定地区はその町人居住区に当たり、久留米藩最大級の商家町として発展しました。町並には城下町として計画された歴史が感じられ、多くの伝統的建造物が残っていて落ち着いた雰囲気の…

57 伝建地区-海野宿

1 プロフィール 海野宿は東御市にある北国街道を代表する宿場町です。関西人には読みにくいですが「とうみし・うんのじゅく」です。初めて町並の写真を見た時、見事に往時の様子が残されていて圧倒されました。それ故、この地の訪問は長い間とても楽しみに…

55 伝建地区-千曲市稲荷山

1 町並・建物保存の現状 稲荷山地区は、江戸時代終わりの地震で大きな被害を受けました。その善光寺地震による大火を経験し、この町の土蔵は、壁・粗壁・なまこ壁・腰板張りの壁などの蔵が多く残っています。町はその後大きな復興を遂げ、明治時代から大正…

54 伝建地区-白馬・戸隠

1 車中泊とハンディ扇風機 中央高速の屏風山PAで車中泊、5時前に目覚めました。相変わらず周りはトラックだらけですが、遠くに瑞浪の町並みと青空が見えとても清々しい朝です。エンジンONのまま朝までというのはNGにしているので、全国的に猛暑のこ…

53 木曾路の伝建地区

1 訪問のための準備-Google mapの活用 久々の伝建地区訪問の旅に出て来ました。 一ヶ月前に四国を終えた時点で、全国の伝建地区126ヶ所の内86ヶ所を終えているので、残りは40ヶ所、特に多く残している地域は関東地方・甲信越地方そして九州地方です…

52 観光日本の復活

1 もう一つの天橋立 関西一円に広がった京都府民割(きょうと魅力再発見旅プロジェクト)を使って、丹後半島に出かけてきました。宿泊割引5,000円とクーポン券2,000円、夫婦で14,000円お得な旅でした。 これまで魅力を感じながらも、少しアクセスが遠かった…

42 北国街道の古い宿場町

1 宿場町のたたずまい 福井県南越前町今庄宿は、慶長年間に福井藩主(結城氏)が北国街道に整備したのが始まりで、宿場町として繁栄し旅籠や茶屋などが軒を連ねたました。建物の多くは、江戸末期文政の大火の後、昭和三十年代にかけて建てられたもののよう…

40 東北四国に続き東海北陸が

午後9時30分、東海北陸の旅を終えて帰って来た所です。(今回のルート https://goo.gl/maps/WPxDr5f4rMHKo5Xt5) 平日の場合は、高速の深夜割引を考え12時を過ぎてインターを出るのですが、そんな事で時間を潰しているのも勿体ないと考え、北陸からずっ…

39 四国訪問のラスト

1 徳島城と高松城 今回の四国東半分ツアーでは、三つの日本100名城を訪ねています。徳島城・高知城・高松城ですが、何れも県庁所在地です。松山もそうですから、一番大きな城下町が県庁所在地に選ばれているということがよく分かります。既に記事にした…

37 南国土佐の小さな城下町

1 四国伝建地区の魅力 四国の伝建地区は全部で8つなので多くはありませんが、それでも武家町・商家町・在郷町・港町・漁村集落など多種多様で見所が多い地域です。安芸市土居廓中(かちゅう)は田園地帯の中にあり、武家町と在郷町の両方の佇まいを残す落…

35 もう一つの離島伝建地区

1 塩飽本島町行きの船に乗る 出羽島を訪ねた翌日、もう一つの離島・本島(ほんじま)に渡りました。瀬戸大橋のほぼ中央にある与島PAは、島々や行き交う船を望める絶好のビュ一ポイントですが、その与島の真西に海を挟んで2kmの位置にあるのが本島笠島地…

33 離島の伝建地区

四国の島というと瀬戸内の島を思い浮かべますが、実は太平洋側にも離島があります。日本地図を見ていると、四国の東南は九十九里浜のような単調な海岸線が続くように見えるのですが、少しズームアップしてみると入り組んだ場所も見られ、牟岐町の当たりの沖…

31 伝建地区を読む

ブログの中で「重伝建」とか「伝建地区」とか書いていますが、正確には「重要伝統的建造物群保存地区」です。全国には、かやぶき屋根の集落や土塀・生垣に囲まれた武家屋敷、土蔵がならぶ商家の町並などたくさん残っていて、何れも貴重な文化遺産で歴史や文…

28 現地の人との語らい

長州路三日目の朝は、山陽道佐波川SAで迎えました。空は真っ青、快晴です。 はるばる訪れた場所で地元の人と話が出来ると、旅の印象はぐっと深まります。そんな会話のやり取りを紹介します。 1 玉祖神社(周防国一宮) 早朝、玉祖神社に着きました。「た…

27 近代日本始まりの地-萩

1 萩往還って何 道の駅萩往還(はぎおうかん)で目覚めました。見ると国道を覆うウェルカムゲート的な大門にびっくり、萩の人達の旅行者に対する思いが凝縮されている感じです。 萩往還とは、参勤交代や人々の往来で使う日本海側(萩市)と瀬戸内側(防府市…

26 安芸高田から津和野へ

1 毛利元就の吉田郡山城へ 今回の旅の目的は萩・津和野がメインですが、GoogleMapでルート図を作っていると、中国道沿線に毛利氏の居城「吉田郡山城」を見つけました。戦国の雄そして明治維新の立役者毛利氏、もちろん日本100名城にも選ばれています。山城…

21 山城との出会い-月山富田城

1 大学で学ぶ 退職後のプランの一つに、もう一度大学で学びたいというのがありました。学生時代の専門とは異なる内容の学問(社会学)には、もう一つ別の人生を歩む様な魅力を感じていたからです。ところがリタイヤ後の仕事としてやり甲斐のある部署を打診…

20 重伝建訪問は現在70ヶ所

1 重伝建との出会い 重要伝統的建造物群保存地区の存在を知ったのは、今から35年前、仕事の一環で白川村の調査をした時に始まります。火災に弱い合掌造りを放水銃で守るなど、他の地域では見られない町並み保存の工夫や取組の背景に国の施策があり、それ…