黒柴りゅうの散歩道

日本各地の旅の記録(伝建地区と一宮そして100名城)

各国一宮

117 九州山地の中の伝建地区

1 山村集落の伝建地区椎葉村 伝建地区の中で、山村集落は厳しいアクセスの場所が多く、これまでどうしても後回しになっていました。商家町や宿場町などは、昔からの交通の要衝に発展しているので、どこかへ出かけるついでとか、いくつもの地区をかけ持ちで…

115 魅力の場所が連なる九州山地

1 全国人気上位の黒川温泉 黒川温泉は十数年程前は、常に人気ランキングの上位でした。その頃の写真に強い印象が残っていて、山に囲まれ川沿いに佇む和の情緒漂う旅館、「いつか泊まるならここ!」そう心に決めていたのが「ふじ屋」でした。人気の宿でなか…

114 九州を代表する伝建地区

1 大分県北部の一宮・100名城 日田市は関西人には馴染みのない町ですが、日田林高の野球部が何度か甲子園に出ているので、地名は頭の隅に残っていました。別府と久留米のちょうど中間地点で、少し行きにくい場所ですが、今回は黒川温泉が九州最初の宿泊場所…

102 日本三大神宮(延喜式)

1 ホテルチェーンの活用 全国へのツアーは、滞在コストを抑えるため車中泊中心の予定でしたが、夏場に入り車では暑くて眠りが十分取れないことから、ホテル泊に変更して来ました。もちろん全国を回るので予算の節約第一ですが、安ければ良いというものでも…

100 北関東の伝建地区

二人での関東ツアー、一日目の最終訪問先を群馬県中之条町の六合赤岩にしていました。もう長野県が近い場所ですが、私のこれまでの感覚では、十分回れるだろうと予定していたのですが、やはり東京は交通事情が違っていました。https://goo.gl/maps/LVSZXeCRx…

98 武蔵一宮と蔵の町川越

1 奈良の先輩を載せ氷川神社へ 関東地方の旅は二人旅でした。本ブログの最初の方「02 奈良大宇陀 又兵衛桜」で登場している大学時代の先輩で、関西出身同士のためか意気投合することが多く、サークル内で一番親しくしていました。就職と同時に上京され、誰…

93 志摩一宮を訪ねる

1 リアス式海岸志摩半島へ 県民割を使って伊勢志摩に旅行してきました。割引があるといつもより少し良い宿が選べます。と言うことで選んだ賢島宝松苑でしたが、着いてみると親子連れの若い家族も多く、今のヤングファミリーは結構リッチだなと感心しました…

92 山城国一宮へ

1 涼をもたらす神社の森 京都市まで出向いたついでに、世界遺産の上賀茂神社・下鴨神社にお参りして来ました。猛暑の中ですが神社は樹木が鬱蒼としているので、中心部よりはいくらか涼しい感じです。二社とも平安京遷都後に造営されたものと思っていました…

76 朝ドラと伝建地区

1 岐阜県恵那市へ 昨年夏は、コロナ下でもあったので近場の岐阜県に家内と出かけました。もう少し遠方でないと旅行気分が味わえないかなと思いましたが、全くそんな事は無く近くの県でも魅力的な場所はたくさんあります。 いつもの様に出向いた土地の一宮に…

73 筑後国・肥前国の一宮

1 伝建地区・一宮の密集地帯 福岡県・佐賀県には伝建地区が集中していて、この2県だけで9地区あるので東北地方全体と同じ数です。なぜそうなのかは不明ですが、全体的に西日本の方が多い中でも、九州の北部は突出しています。そして一宮も、筑前国の筥崎…

65 大都市の中の一宮

1 九州最大の都市福岡 福岡はさすが九州の中心都市で、町を走っていても大都市だと感じます。昭和の古い記憶では、我が国の政令指定都市は7つ、つまり人口100万人以上の都市ですが、東京・大阪・名古屋・京都・横浜・神戸・北九州で、福岡市は80万人ぐらい…

59 信濃国一宮 諏訪大社

1 訪問と参拝と御朱印 今回の信濃ルートの訪問で、行程を組む際に一番悩んだのが諏訪大社でした。参拝だけなら朝早くても出来るものの、御朱印をいただこうと思うと、6時や7時台に社務所が開いていると言うことはまずありませんし、逆に夕方、夏なので陽…

43 紀伊国三つの一宮

1 一つの国に複数の一宮 関西の一宮には比較的早くお参りしていたのですが、紀伊国だけは三つもあるのがややこしくて避けていました。一宮が複数ある所をどう言う扱いにするか決めかねていたのです。伊勢国や越後国も二つありましたが、片方だけが巨大な神…

32 一宮巡礼は現在39ヶ国

四国への旅より帰宅! https://goo.gl/maps/71yMgxuPJXytSnUk6 阿波一宮・大麻比古神社と土佐国・土佐神社をお参りできたので、四国は完了しました。これで現在39ヶ国を終えましたが、まだまだ先は長いです。しかも難所と言われる島嶼部(壱岐・隠岐・対馬…

30 一宮との出会い

1 丹波一宮への参拝 一宮に関心を持ったのは、3年前に学生時代の友人が関西に来てくれた際、一緒に丹波国一宮「出雲大神宮」(亀岡市)を訪れた事がきっかけでした。彼は出雲の出身で(「21 山城との出会い-月山富田城」の友人ではない)、自分の故郷出雲…

28 現地の人との語らい

長州路三日目の朝は、山陽道佐波川SAで迎えました。空は真っ青、快晴です。 はるばる訪れた場所で地元の人と話が出来ると、旅の印象はぐっと深まります。そんな会話のやり取りを紹介します。 1 玉祖神社(周防国一宮) 早朝、玉祖神社に着きました。「た…

27 近代日本始まりの地-萩

1 萩往還って何 道の駅萩往還(はぎおうかん)で目覚めました。見ると国道を覆うウェルカムゲート的な大門にびっくり、萩の人達の旅行者に対する思いが凝縮されている感じです。 萩往還とは、参勤交代や人々の往来で使う日本海側(萩市)と瀬戸内側(防府市…

21 山城との出会い-月山富田城

1 大学で学ぶ 退職後のプランの一つに、もう一度大学で学びたいというのがありました。学生時代の専門とは異なる内容の学問(社会学)には、もう一つ別の人生を歩む様な魅力を感じていたからです。ところがリタイヤ後の仕事としてやり甲斐のある部署を打診…

16 しまなみ海道二人旅

1 車中泊の利点 GW前半、夫婦でしまなみ海道に出かけました。東北での話を聞いた妻が(現役なので平日は仕事)、車中泊に興味を示していたので、1泊2日の旅を前日深夜に出て2泊2日にし、山陽道龍野西SAで車中泊しました。 翌朝感想を聞くと、想像し…

15 もう一つの旅(中国地方)

1 もう一つの旅 4/18から4/26まで8泊9日の東北の旅(ブログ№5~№13)、GW中の夜の作業で頑張り、ようやく全部記事に出来ました。それとは別に、東北に出る前に車中泊のリハーサルを兼ね、鳥取城や津山城の桜を見に行っていました。その旅の記事までは…

13 東北地方への旅⑨⑩(帰路)

1 仙台城に向かう 東北ツアー8・9日目(4/24・25)、車中泊の東北道菅生PAで目覚めました。さすがに月曜日の朝なので乗用車は少なく、トラックがほとんど。フェリーの搭乗手続きに時間が必要なため、余裕を見て早朝より仙台に向かいました。 仙台城は天守…

12 東北地方への旅⑧(岩手・宮城)

1 東北道を南下、盛岡へ 東北ツアー7日目(4/24)、今日は八戸から仙台に向けて300km以上走行します。岩手県に入り盛岡を目指していると、前方に巨大な山塊が見えて来ました。岩手山です。東北地方はどこも平野が広く高い山が聳えるため、富士山を見…

09 東北地方への旅⑤(山形)

1 土蔵の町喜多方 東北ツアー4日目(4/21)、昨夜は道の駅喜多の郷で車中泊。目覚めると駐車場はいっぱいで、洗面に行くと同年配のシニア男性にたくさん出会いました。何だか心強くなると共に、リタイア後の男性の生き方について、いろいろ考えます。 朝か…

07 東北地方への旅③(新潟)

東北ツアー2日目(4/19)の朝、名立谷浜SAで目覚めました。ショップに朝食を買いに行くと「上越市民のソウルフード・サンドパン」とあったので、レトロなデザインの袋に惹かれ期待して買ったのですが、クリームを挟んだ普通のコッペパンでした(笑) 上越…

06 東北地方への旅②(能登)

1 能登からスタート 初日は「旅のトライアル北陸路」でパスしていた能登半島。一ヶ月前、車中泊のテストを兼ね北陸に来たが、白峰や五箇山などに足を伸ばして能登半島はカットしていたため、東北地方への旅の途中に立ち寄ることにしました。 能登一宮・気多…

03 旅のトライアル北陸路

1 旅の目的 3月中旬、まだ行く先々に雪が残る北陸路(石川・富山)を旅しました。これから全国各地を訪れるのに備え、「六十代での車中泊連泊は可能か」「一日の訪問地は何ヶ所ぐらいが適切か」などテストしておこうと考えたのです。 目標は「我が国の歴史…