黒柴りゅうの散歩道

日本各地の旅の記録(伝建地区と一宮そして100名城)

06 東北地方への旅②(能登)


1 能登からスタート
 初日は「旅のトライアル北陸路」でパスしていた能登半島。一ヶ月前、車中泊のテストを兼ね北陸に来たが、白峰や五箇山などに足を伸ばして能登半島はカットしていたため、東北地方への旅の途中に立ち寄ることにしました。

 

   能登一宮・気多大社二ノ鳥居    重要文化財の拝殿と本殿

 最初の訪問地は羽咋市にある能登一宮・気多大社(けたたいしゃ)、名前からも分かるように大変立派な神社だったが、残念ながらご朱印は書き置きでした。その後、日本五大山城・七尾城を訪れたが、さすがは室町幕府管領・畠山氏の城、見事な石垣に圧倒される。本丸から見る七尾湾の眺望、市街地と海・山のコントラストは最高でした(本丸近くまで車でアクセス可)。

能登島大橋が美しい広大な七尾湾   日本五大山城の一つ七尾城の巨大石垣、大堀切   

2 月曜日という問題

 午後遅く、能登半島先端の輪島市にある伝建地区・黒島地区に辿り着く。ここは重伝建ではじめて訪れる船主集落で、黒島天領北前船資料館や旧角海家をじっくり見学する予定でしたが、各地の博物館・美術館と同様、月曜休館で残念でした。七尾城の御城印も資料館が休館で入手できず、落ち込んでいた矢先ダブルのショック。更にこの後、寄りたいと考えていた時国家(本家 上時国家)は、とうとう訪問自体を諦めました。

北前船船主の屋敷「旧角海家」  海辺に広がる船主集落  街中通りの様子

3 計画外の訪問

 わざわざ輪島まで来たのにと残念がっていると、道中多数の看板が上がっていた「総持寺祖院」を思い出し、時間の余裕も出来たので寄ってみることにしました。この様に当初の計画には入れていなくても、旅先の状況に応じて随時訪ねてみるのも、また旅の魅力です。実際に訪れてみると、山門・大祖堂をはじめ壮大な伽藍で驚きました。

明治の大火災後、本山が横浜鶴見に移転。祖廟として現在に至る。

4 旅の食事

 トライアルで車中泊の連泊は厳しいのが分かったので、ホテル泊を交互に入れる事にしたが、取り敢えず初日は車中泊。その前にまず腹ごしらえ。一日一食は土地の名物を食べることにしていたので、この日は魚津市の有磯海SAで氷見うどん(白エビ天ぷらうどん)を食し、その後上越市の名立谷浜SAまで移動して車中泊としました。

左半分にシュラフとマット・右半分に自転車   太麺うどんとはまた違った味と食感