1 大河ドラマ「麒麟がくる」
大河ドラマをきっかけに、明智光秀の丹波進攻にスポットが当たり、地元だけでなく近隣の催しによく出かけました。丹波三大山城、黒井城荻野氏・八上城波多野氏・八木城内藤氏や各地の国衆の動きがよく理解でき、現場に足を運んでみたいと思うようになって、どの城も山城ですからハイキング感覚で出かけました。
(左)黒井城遠景、道の駅 丹波おばあちゃんの里より (右)黒井城の麓、春日局出生の興禅寺
2 荻野直正の城
黒井城は、続日本100名城にも選ばれている兵庫県丹波市の山城で、遠くから見ても良い城だなと一目で分かります。春日歴史民俗資料館の文書では、武田氏とも連絡を取り合っていた様で、織田軍の標的になり四年に渡る進攻によく持ち堪えました。特に第一次黒井城合戦では、波多野氏の裏切りも誘って撃退、光秀最大の危機となりました。
(左)黒井城本丸 (中)虎口の石垣 (右)遙かに光秀築城の金山城を望む(右端遠方の山)
(左)金山城石垣と丹波市 (中)近くに広重も描いた鬼の架け橋 (右)遙かに黒井城を望む(中央)
3 丹波市の魅力
丹波学講座で丹波の森公苑に通う内に、ここが大変魅力的な街であることに気づきました。春は加古川堤防の桜並木、およそ1000本の桜が5kmに及ぶ絶景です。秋は「丹波紅葉三山」高源寺の紅葉に包まれた三重塔、近畿一円から多くの観光客が集まります。そして藩主織田家の公邸「柏原藩陣屋跡」と周辺のお洒落なカフェなど、近くの柏原高校は芦田均首相を送り出した名門ですので、歴史と自然と文化が見事に融合している、そんな感じの街です。