黒柴りゅうの散歩道

日本各地の旅の記録(伝建地区と一宮そして100名城)

39 四国訪問のラスト

1 徳島城高松城
 今回の四国東半分ツアーでは、三つの日本100名城を訪ねています。徳島城高知城高松城ですが、何れも県庁所在地です。松山もそうですから、一番大きな城下町が県庁所在地に選ばれているということがよく分かります。既に記事にした高知城はもちろんのこと、他の二城も規模の大きい城でした。
 徳島城は、江戸時代を通して蜂須賀氏25万石(阿波・淡路)の居城です。残念ながら建造物は残っていません。堀や石垣から見える城の姿は、大藩にふさわしいものでした。

 高松城は、ブラタモリでも取り上げられたばかりで、月見櫓の辺りが特に海城であったことがよく分かります。非常に立派な天守台が残っていて、そこに架けられた二の丸と本丸を結ぶ鞘橋が、独特の景観を作っていました。

2 室戸市吉良川町
 今回訪れた伝建地区は四ヶ所で、出羽島・笠島・土居廓中ことは既に記事にしましたが、吉良川町がまだでしたので、少し触れておきます。
 出羽島から戻って牟岐町を南下し高知を目指していると、室戸市に入って巨岩が現れました。車を道端に止めスマホで調べると「鹿岡の夫婦岩」とあり、思わずカメラに収めました。

  

 しばらくして、室戸市の吉良川町に着きました。高知県で初めて重要伝統的建造物群保存地区に指定された町で、漆喰壁の商家や瓦の蔵が立ち並び、懐かしい町並みを残しています。土佐漆喰と水切り瓦が独特の景観を創り出していて、壁面に雨がかかるのを防ぎ白壁を保護している家並みが印象的でした。

3 四国の伝建地区に思う
 以前にも言っていますが、四国は内子や脇町そして東祖谷など、印象に強く残る伝建地区が多い様に感じます。今回の笠島や土居廓中なども含め、一層魅力ある町づくりが進むことを願います。