黒柴りゅうの散歩道

日本各地の旅の記録(伝建地区と一宮そして100名城)

51 広島カープファン

1 広島市民球場
 40年来のカープファンです。学生時代を広島で過ごし、父譲りの阪急ブレーブスファンからカープファンに変わりました。
 きっかけは広島市民球場に行った事でした。客席が満員と言うだけでなく、一番上の通路まで二重三重にファンがいて、ランナーが出た時と山本浩二の打席の時は、コンバットマーチが鳴ります。それまで野球場と言えば、歓声と拍手そしてヤジ程度だった時代に、球場全体で音楽に乗せて「かっ飛ばせコール」や「浩二コール」で盛り上がる、そんな異次元の体験にすっかり嵌まってしまいました。
 そして大学4年生の時、広島が優勝します。山本浩二衣笠祥雄江夏豊、レジェンド達の時代です。「江夏の21球」は三越百貨店の街頭テレビで見ていました。見知らぬ隣の人と手を取り合って喜んだのが懐かしい思い出です。

2009年新スタジアムが開場した直ぐのGWにMAZDAスタジアムに出かけ、ヤクルト戦を応援して来ました。

2 マツダスタジアム
 長い低迷期がありましたが、抜け出す伏線は新球場にあったと思っています。野球場に来ることの楽しさを感じるスタジアムで、関西在住の私には何か広島という町の雰囲気まで変わったような気がしました。そして新井や黒田が帰ってきて25年ぶりの優勝へとつながって行きます。
 V2の2017年、優勝が決まった阪神戦、その甲子園のチケットを持っていました。夏に雨天中止となった試合の代替ゲーム、優勝が決まるとしたら、そして関西人の私が立ち会えるとしたら、ここしかないピンポイントで入手していたチケットです。ところが重要な仕事が入って行けませんでした。代わりに娘と阪神ファンの妻が行ってくれ、広島ファンの中で応援してくれました。
真っ赤なスタンドで応援、最後のバッターを打ち取った瞬間、緒方監督胴上げに立ち会えなかったのが残念!

3 鈴木誠也のユニフォーム
 還暦の年、「赤いちゃんちゃんこは嫌だなあ!」と思っていた私の気持ちを知ってか、家内や子ども達がプレゼントしてくれたのがカープのユニフォームでした。一ヶ月程前、娘が珍しく「今年も広島強いけど、父さんはカープの誰が好きなん?」と聞くので、「そりゃあ鈴木誠也!」と答えたのですが、合点がいきました。今も書斎の壁に飾る伝説の「51 SUZUKI」のレプリカユニフォームです。

家族のくれた鈴木誠也選手のユニフォーム  友人の送ってくれた優勝翌日の広島の様子(八丁堀・金座街)