黒柴りゅうの散歩道

日本各地の旅の記録(重伝建と一宮そして100名城)

79 続々・朝ドラと伝建地区

1 ちりとてちんと「小浜西組」
 朝ドラの「ちりとてちん」(平成19年度後期)は、ヒロイン(貫地谷しほり)が小浜市で少女期を過ごした設定であったことから、伝建地区「小浜西組」が登場します。
 ここは江戸時代、北前船でにぎわう茶屋街として栄えた町(三丁町)で、今も千本格子のある建物が軒を連ね往時をしのぶことができます。ドラマでは、祖母・小梅( 江波杏子)が元芸妓という設定で、またヒロインの小学校への通学路としても登場しました。

2 山門と石段と電車
 山門と石階段の間を電車(小浜線)が走り抜ける常高寺は、どこか懐かしい記憶につながる情景です。この石階段に座って、ヒロイン喜代美が親友順子と相談をするシーンが登場しました。
 町並からの参道の正面に石段が見え、そのまま上ろうと向かうと線路に遮られ、不思議な体験です(回り道を誘導する親切な表示があり助かりました)。

3 小浜市へのエール
 歴史的・文化的景観に配慮して町並を形成し、歴史的資源を活用した魅力を発信したいと考えている小浜市にとって、町の一部が重要伝統的建造物群保存地区に指定されたこと(平成20年)、同じ時期に小浜西組が朝ドラの舞台になったことは、町づくりの大きな飛躍と時期になったと思われます。
 さらに伝建地区に続く町並も、市が継続的に手を入れて整備を図っていることがよく分かり、今後共応援していきたい素敵な町でした。