黒柴りゅうの散歩道

日本各地の旅の記録(伝建地区と一宮そして100名城)

97 富士山が見えた!

1 雪のない富士山
 引き続き旅先(東京)からの投稿です。
 昨日は天気が良くなかったこと、そして台風も近付いて来ること、それらが重なって「今回は富士山は無理!」と思い込んでいたので、頭からすっかり飛んでいました。ところが沼津の町を出るとあまりにも天気が良いので、「ひょっとして富士山見えていたりして」と遠くを見渡すと、何と見事にその雄姿が見えていました。そのスケール感の山が関西にはないので、いつもの山を探す目線では捉え切れなかったのですが、何度見ても神々しい姿ですね。思わず道端に車を止めて撮影、冠雪していない富士山は新鮮でした。

2 三島スカイウォーク
 障子掘で有名な山中城に向かっていると、「吊り橋日本一」の看板が目に入ってきました。「そう言えば以前テレビが取り上げてたなあ」と思い出し、昨日三島大社に滑り込めた分時間に余裕があったので寄り道をすることに・・・・。平日にもかかわらず凄い人出で期待感が高まります。
 圧巻の光景でした。富士山をバックに白い吊り橋が雄大です。遠く駿河湾まで望め、気持ちの良い朝の散歩になりました。

3 日本100名城三つ
 山中城は、城巡りを続けている友人夫妻に「障子掘が素晴らしい!」と聞いていたので楽しみに訪れましたが、予想以上に魅力的な山城でした。良く整備されているので、庭園の中を歩いているようです。次に訪れた小田原城八王子城と合わせ、北条方の城郭が豊臣勢の大勢力に立ち向かった歴史を思う時、戦国時代終末の悲哀を感じました。

 八王子城は、素通りしようかと悩んでいた城でした。そもそも関西人にとって関東の戦国時代はよく知らないので、単に勉強不足が故のことなのですが・・・・。ところが驚きでした。谷間に発掘されたり復元されたりした城跡は、スケール感はやや劣りますが越前一乗谷を彷彿とさせる見事な遺構でした。途中から学芸員らしき方と親しくなり、いろいろ説明を聞きながら、そしてたっぷり質問させてもらいながらの、贅沢の城郭訪問でした。