黒柴りゅうの散歩道

日本各地の旅の記録(重伝建と一宮そして100名城)

103 東日本随一 佐原の街並み

1 東の美観地区
 東日本の伝建地区では、以前から最も訪れたいと思っていた町が佐原でした。画像で見ていると景観はちょうど倉敷の美観地区のようで、倉敷の大原美術館に対して佐原は伊能忠敬記念館があり、地区を流れる川には「くらしき川舟流し」と同様「小江戸さわら舟めぐり」があり、どちらも旅情が高まる素敵な地域です。
 グーグルのマップで見つけておいた町並み観光駐車場に入りました。料金は一日500円、伊能忠敬記念館に隣接していて有名観光地でもあるだけに、仕方ないかなと言う料金ですが、理想は景観保存協力金のような名称で300円ぐらいだと、ありがたいなと言う感じです。実際は無料の地区が圧倒的に多いので、多少の割高感を感じてしまいました。たかが駐車料金ですが、そこに町づくりのコンセプトが集約されているので大切にしたいポイントです。

2 絵になる光景
 駐車場から伊能忠敬記念館の脇を抜けると、橋を挟んだ向かいに伊能忠敬旧宅が見えて来ました。佐原の町並の中でも、一番行きたいと思っていた辺りにいきなり出て驚きでした。乗船場も直ぐそこです。多くの伝建地区の撮影では、歴史的な建造物に対象を絞ってカメラを向け、画角とズームレベルを決めシャッターを押す所ですが、ここ佐原地区はどうカメラを向けても「きちんと絵になる」(表現はやや変ですが・・・・)地区で、本当に素晴らしい街並み、まさしく「ザ伝建地区」と言った感じの場所です。
 しかも倉敷の美観地区よりも少し長いくらいのエリアなので、質量共に立派な伝統的建造物群保存地区ということになります。もちろん倉敷の方が15年近く早い時期に指定されていますので、入っているショップ等も含めより洗練された感じではありますが、佐原も後15年経てばもっと変わるだろうという期待が大きい地域です。東日本は伝建地区の絶対数が少ないだけに、頑張ってほしい所です。

3 伊能忠敬記念館
 街を一巡し帰りに伊能忠敬記念館に入りました。伊能図には大図・中図・小図がありますが、私の目当ては大図で関西地域を見て、私の住む町に忠敬が来ていることを確認することでした。そしてありました。我が家の近所に旧街道が城下町らしくほぼ90度に折れ曲がる場所があります。その場所が忠敬の測量図にありました。
 文化11年(1814年)伊能忠敬は我が町にも来ていたのです。感動でした!

       記念館発行の関連資料と第7次伊能測量隊宿泊地(伊能忠敬e資料館より)