黒柴りゅうの散歩道

日本各地の旅の記録(伝建地区と一宮そして100名城)

113 愛媛を横断し大分へ

1 東山魁夷せとうち美術館
 いつもは明石海峡大橋を渡り淡路島経由で四国に渡るのですが、今回は4泊5日になるので節約の旅です。一番料金の安い瀬戸大橋を渡ることにしたので、いつも寄りたい思いながらスルーしていた「東山魁夷せとうち美術館」(坂出市)に立ち寄りました。学生時代から東山画伯のファンで、就職後は全集を購入しカレンダーも毎年買って来ました。

2 坂の上の雲ミュージアム
 最初の宿泊地は四国最大の都市松山です。お城は以前に訪れているので、今回の目当ては大好きな司馬遼太郎の「坂の上の雲ミュージアム」、我が国の近現代史を博物館にできたのは、とても素晴らしい事です。家内はあまり歴史好きではないのですが、何か感じる事があったのか、二人して閉館近くまで見ていました。
 大国ロシアに圧を受けた時代の展示に、ふとウクライナのことが頭を過ぎりました。先人達が時代の荒波をうまく乗り越えてくれたことに感謝しつつ、大街道で鯛飯を食し伊予鉄市内線でホテルに戻りました。

3 佐田岬そして国道九四フェリー
 九州へは、これまでとは違うルートをと思っていました。伝建地区の訪問も既に北九州は終えているので、フェリーで別府に上陸しようかと考えたのですが、高速に比べかなりの割高で悩んでいました。
 それでもこれまでとは違った旅がしたいと思案中に、愛媛県の西端「佐田岬」が九州に突き出している事を思い出します。調べると豊後水道を横断する国道九四フェリーがありました。愛媛県の三崎港から大分県の佐賀関港へ1時間と少し、大人二人と愛車CX-5併せて9,900円で渡れます。細長い!ぜひ走ってみたい!、胸がわくわくしました。

  (画像は上から、八幡浜港の遠景・佐田岬の九州方向・三崎港フェリー乗船場

 そして九州大分に渡れば、いよいよ以前から訪問を楽しみにしていた伝建地区「日田市豆田町です。詳細は次回以降の記事へ・・・!