黒柴りゅうの散歩道

日本各地の旅の記録(伝建地区と一宮そして100名城)

93 志摩一宮を訪ねる

1 リアス式海岸志摩半島
 県民割を使って伊勢志摩に旅行してきました。割引があるといつもより少し良い宿が選べます。と言うことで選んだ賢島宝松苑でしたが、着いてみると親子連れの若い家族も多く、今のヤングファミリーは結構リッチだなと感心しました。
 志摩半島は、大部分が伊勢志摩国立公園で、島・岬・入り江の多いリアス式海岸として有名です。その雄大な景色を眺めようと、横山展望台に登りました。車を降り遊歩道を進むと、圧倒的な絶景が広がっていて感動でした。

2 皇大神宮別宮 伊雑宮
 私の旅の目的である伝建地区と一宮ですが、近畿地方で唯一残っていたのが志摩国でした。ここは全国にいくつかある一宮複数地域で、伊勢神宮の別宮である「伊雑宮」(いざわのみや)と安楽島(あらしま)にある「伊射波神社」(いざわじんじゃ)が一宮です。
 「伊雑宮」(いざわのみや)は、伊勢内宮の別宮として格式が高く、厳かな感じがしました。本殿にお参りすると、隣に同じ広さの場所があったので聞くと、やはり式年遷宮のための敷地で、20年に一度、内宮に一年遅れて執り行われるとのことでした。

3 伊射波神社
 伊射波神社(いざわじんじゃ)は、すべての一宮で辿り着くのが一番大変と言われている場所です。隠岐対馬に比べれば陸続きなのでそんな事は無いだろうと思いつつ、心してお参りしました。大変だと言われている理由は5つです。
 ①規模が小さいので分かりにくいこと
 ②半島の中にあるので、海辺と山中の両方を越えて向かうこと
 ③駐車場が分かりにくい上、そこから先はミニ登山並みの山道が待っていること
 ④宮司さんの家が麓から離れた集落内にあり、御朱印をもらうのが大変なこと
 ⑤公共交通機関ではアクセスがし辛いこと
 それでもGoogleマップには63件のクチコミがあり、評価ポイントも4.4でしたので、参拝した人達は苦労しながら満足したことが分かります。期待を持ちながら鬱蒼とした道や石段を進みましたが、やはり大変でした。二人で来て良かったなと感じました(笑)

4 伊勢内宮とおかげ横丁
 帰路、内宮にお参りしました。こちらは凄い人出で、駐車場に入るまでにかなり時間が掛かりました。以前初詣に来た時のことを思い出します。みんなコロナ下のお出かけ自粛モードから、解き放たれたのでしょうか。
 お参りの後は前回も立ち寄った「五十鈴川カフェ(HP画像)で、お茶とケーキにしました。夏の終わりに良い旅が出来ました。