黒柴りゅうの散歩道

日本各地の旅の記録(伝建地区と一宮そして100名城)

70 有明海沿岸の伝建地区

1 日程とルートの変更
 旅の途中で自宅に戻る必要が生じました。残りの3泊4日を1泊2日へ、何とか福岡・佐賀・長崎は終えておきたかったので、下図(Googleマップより)二つを合体して1日ルートに変更です。宿泊先は長崎なので市内の伝建地区は翌日午前に回し(午後の出発で長崎~関西は厳しいかなと心配しつつ・・・・)、平戸沖の離島的山大島と、大分県日田市以降を省略し、最終こんな日程とルートになりました。
佐賀ホテル→佐賀城(100名城)→與止日女神社肥前一宮)→有田市(重伝建)→嬉野市(重伝建)→鹿島市(重伝建2ヶ所)→祐徳稲荷→雲仙市(重伝建)→長崎ホテル        

        【左3日目】の予定と【右4日目】の予定を合体して1日ルートに変更

2 鹿島市浜宿地区
 肥前浜宿は有明海の河口付近に位置し、江戸時代から酒造りがさかんに行われてきた宿場町です。保存地区は「酒蔵(さかぐら)通り」と「茅葺(かやぶき)の町並み」で、二つの場所で構成されています(それぞれ別の指定)。
 酒蔵通りは、酒・醤油などの醸造業を中心に発展した地域で、600メートルほどの通りには、白壁の建物や酒蔵などが立ち並んでいます。茅葺の町並みは、有明海に近い漁村集落で、伝統的な茅葺屋根の民家が現在も残り、昔ながらの風景が印象的でした。

3 雲仙市の神代小路(こうじろくうじ)
 まちなみ交流館前の駐車場に入れ横道小路を進むと、鈎の手に帆足家(家老)長屋門があり、その後ろに領主鍋島家の建物が見えています。そこから本小路を進むと、生垣や石垣、水路などの美しい町並で、武家屋敷地らしい町並みが続きました。途中で通りが折れ曲がり、上小路へと入って突き当たりが茅葺き屋根永松邸(旧永松家住宅)です。時が止まったかのような「ザ伝建地区」という感じの場所でした。