黒柴りゅうの散歩道

日本各地の旅の記録(伝建地区と一宮そして100名城)

69 九州を代表する巨大社殿

1 祐徳稲荷神社
 佐賀県鹿島市にある祐徳稲荷神社(ゆうとくいなりじんじゃ)は、日本三大稲荷の一つに数えられ、この地で多くの人々に信仰されています。江戸期鹿島藩主鍋島氏による創建ですが、今や年間約300万人の参拝者が訪れ、初詣では全国ベスト20に入る賑わいで、伊勢神宮出雲大社と同程度ですから西日本を代表する神社と言えます。

     駐車場(無料)から神橋越しに見る本殿    日光東照宮の陽明門を模した立派な楼門

   圧倒的な迫力の御本殿。京都清水寺の舞台を彷彿とさせるが立地の関係で迫力は負けていない。

2 タイ映画での出会い
 ここは2014(平成26)年、タイ映画で上位人気を博した映画『タイムライン』の主要ロケ地で、そのため多くのタイ人が観光に訪れています(今はコロナ禍!)。その映画のテレビ放映時に見ていて「これ日本? こんなスケールの大きい神社あったかなあ。ロケ用のセット?(CG)」などと感じ、いつか来てみたい神社でした。そんな訳で一宮ではありませんが旅の目的地にしていました。

  楼門を境内に入ると、楼門と本殿の間近で重なり絶好の構図となる。本殿は屋根裏・天井まで美しい。

舞台上から見た神楽殿。階段を降り振り返ると圧倒的な柱組に感動する。鳥居の向こうは昭和の香り漂う門前街