黒柴りゅうの散歩道

日本各地の旅の記録(伝建地区と一宮そして100名城)

124 法貴山城と東掛城(亀岡市)

 最近立て続けに亀岡市南部の山城に登りました。一つは曽我部町の「法貴山城」(比高240m・国衆酒井氏の城)、もう一つは東別院の「東掛城」(比高175m・国衆赤澤氏の城)、どちらも大変立派な遺構が残っていて驚きました。

【画像】法貴山城(遠景・縄張図・外の堀切・内の堀切・主郭)

 特に法貴山城は縄張図からも分かる様に、規模が大きいだけでなく堀切を何重にも回した技巧的な城で、単に国衆の城と言うより守護(丹波細川氏)が関わっていたのではないかと思われる程にインパクトがありました。よく考えると摂津との国境も間近です。一緒に登った曽我部町自治会長も、地元に残る中世の遺構にびっくり!という感じでした。

【画像】東掛城(遠景・主郭・堀切・土橋)と登り口の素戔嗚神

 東掛城は地元で町おこしに頑張っている元同僚に案内して貰いました。こちらもなかなか立派な城でした。現在の感覚で言うと山奥なのですが、さすがはかつての交通の要衝でした。下山後にランチした自治会横のお洒落なカフェ「YAMA NO TERRACE」や、小野小町が湯治で訪れたとの伝承が残る湯谷地区の「湯壺」に案内してくれて、強く印象に残りました。亀岡もまだまだ広い!

【画像】カフェYAMA NO TERRACEと湯谷の湯壺