黒柴りゅうの散歩道

日本各地の旅の記録(伝建地区と一宮そして100名城)

125 本能寺攻めルート「唐櫃越」

明智光秀と京都丹波の山城」の講演を依頼され、京都市桂坂の裏山「峰ヶ堂城」を調べている内に、本能寺攻めの「唐櫃越(からとごえ)」が横を通っている事を発見。これは一度歩いておく必要があるな!と考え、2年前山陰道ルートを一緒に歩いた友人と酷暑の中を計画。出発を早朝の5時にすれば、山上は気温も低いので大丈夫だろう!と60代半ばの二人の挑戦でした。
 踏破しての感想は、やはり磯田先生(日文研のランチでお出会い!)の言われた「唐櫃越は厳しい山岳ルートでしかもあの道幅、本能寺攻めには使ってないだろう」が納得でしたが、当時の道の整備状況や軍勢はいくつかに分けたであろう事を考えると、やはり唐櫃越を使った可能性は捨て難いですね。結論はまだ先送りです。

(左)JR馬堀駅前から見る唐櫃越 (右)登山口の如意寺(宇野豊後守の居城跡)

(左)寺の裏山に見つけた山城の石垣跡 (右)尾根に出るまでは厳しい山道が続く

最初の目的地みすぎ山から見た亀岡市。手前が篠町、遠くにつつじヶ丘団地が見える!

(左)保津峡駅を出て亀岡に向かう電車 (右)霊峰愛宕山愛宕神社の総本社

出発から約5時間、右手に見える道路は京都縦貫自動車道京都市大原野

遠くに京都タワー西本願寺が見える。本能寺が炎上すれば確実に見えただろう!

出発から7時間、峰ヶ堂城にたどり着く。やはり光秀軍はここを押さえていたはず!