黒柴りゅうの散歩道

日本各地の旅の記録(伝建地区と一宮そして100名城)

15 もう一つの旅(中国地方)

1 もう一つの旅
 4/18から4/26まで8泊9日の東北の旅(ブログ№5~№13)、GW中の夜の作業で頑張り、ようやく全部記事に出来ました。それとは別に、東北に出る前に車中泊のリハーサルを兼ね、鳥取城や津山城の桜を見に行っていました。その旅の記事までは、なかなか手が回らなかったのですが、東北を終え余裕が出来たので記事にしておきます。
 関西から一泊で岡山県北部まで行くとなると、その周辺をもう少し回る事が出来るので、こんなコース計画を立てトライしてみました。https://goo.gl/maps/nyKS6U4iJu5fbANT9


2 播磨・因幡伯耆そして美作一宮

 最初に訪れたのは播磨国伊和神社(宍粟市)、参道に巨木が並び気持ちの良い風が流れていました。境内はとても落ち着いた雰囲気で、ゆったりとした神社です。 駐車場は鳥居前の道の駅でした。
 その後鳥取県に抜け、因幡国宇倍神社鳥取市)へ、神社で初めて御祭神武内宿禰命と共に、紙幣の図柄となった神社だとのことでした。
 2日目に訪ねたのは伯耆国倭文神社湯梨浜町)、読みにくいですが「しとりじんじゃ」です。境内の伯耆一ノ宮経塚(国史跡)から、平安時代初期の銅経筒を始め仏像、銅鏡、るり玉などが発掘され、出土品は全て国宝に指定されました。

 最後に訪れたのが、美作国中山神社津山市)です。由緒のある神社で、後白河法皇の編んだ「梁塵秘抄」では、西の大社として安芸の厳島社・備中の吉備津宮などと肩を並べているようです。元冦の際は、勅命により全国7ケ国の一宮で国家安穏の祈願をしたようですが、当社も選ばれたと伝えられています。

(上左)播磨国伊和神社 (上右)因幡国宇倍神社 (下左)伯耆国倭文神社 (下右)美作国中山神社

3 重要伝統的建造物群保存地区
 若桜若桜鳥取県商家町)、大山町所子(鳥取県農村集落)、津山市城東・城西(岡山県商家町)の4ヶ所を訪れました。若桜町は重伝建の指定地区になったばかりで、鬼ヶ城を訪れると町の中に重伝建の幟が溢れていたので、現地で知り驚きました。重伝建の中でも農村集落は少ないので、大山町所子(ところご)は特に印象に残ったのですが、村の集落の雰囲気に懐かしい思いを感じました。

(上左)若桜町蔵通り (上右)津山市城西地区 (下左)所子門脇家住宅 (下右)所子在所内の道と水路

4 満開の桜と城跡
 日本100名城は鳥取城と津山城、続100名城は若桜鬼ケ城と米子城で、4ヶ所を訪れました。と言うよりどの城も本丸は山上にあるので山城そのもので、特に鳥取城は上り坂が非常に急だったため、山城装備出来ていなかった私は大変苦労しました。それでもどのお城も桜が満開で、石垣とのコントラストがとても美しく見頃でした。
 重伝建、一宮、100名城、わずか二日間でもたくさん回れることが分かり、次の東北の旅の重要な参考になりました。

(上左)鳥取城二ノ丸 (上右)米子城本丸から望む大山 (下左)津山城備中櫓 (下右)津山城遠景と桜