1 岐阜県恵那市へ
昨年夏は、コロナ下でもあったので近場の岐阜県に家内と出かけました。もう少し遠方でないと旅行気分が味わえないかなと思いましたが、全くそんな事は無く近くの県でも魅力的な場所はたくさんあります。
いつもの様に出向いた土地の一宮にお参りし、No.16しまなみ海道二人旅で触れた伊藤豊雄氏の建築「みんなの森 ぎふメディアコスモス」に立ち寄った後、伝統的建造物群保存地区の恵那市岩村を訪れました。ここは古くからの商家町ですが、日本100名城の岩村城城下でもあるので、以前からかなり来てみたい場所でしたが、幹線道路からは少し離れているので、機会を逃していた町です。
美濃国一宮・南宮大社(垂井町) みんなの森 ぎふメディアコスモス(中央図書館の複合施設)
2 朝ドラのロケ地 岩村
朝ドラを続けて視るというのはそんなに多くはないのですが、「半分青い」は伝建地区が舞台だったので嵌まってしまいました(現在のちむどんどんも好きです)。舞台となった岩村町本通りの町並みは歴史や文化が感じられ、その通りの突き当たりの山が岩村城ですから、とても良い感じの町並です。
物語の中で、主人公(永野芽郁)の祖父仙吉(中村雅俊)が店で五平餅を焼くシーンが出て来ますが、ここの通りにある商店で習ったそうで、記念にその「みはら」に入りました。店主の女性は元気で溌剌とした女性で、中村雅俊さんに教えた時のことを楽しそうに話してくださいました。
中村雅俊ゆかりの店「みはら」と永野芽郁・佐藤健の色紙 鈴愛と律が幼い頃遊んだ一色川の飛び石
3 日本三大山城岩村城
日本五大山城(月山富田城・小谷城・観音寺城・七尾城・春日山城)と言うのがありますが、そちらは中世の山城で戦のための城です。こちらの日本三大山城(美濃岩村城・大和高取城・備中松山城)は近世の城郭で、それぞれの藩政の中心となる場所なので、今の市役所のような建物だといえます。
もともと岩村城は織田氏と武田氏との境にあったため、たびたび戦火に巻き込まれた城ですが、改修して江戸期も使われたため、近世城郭らしい立派な建物がだったと考えられ、地元がCGでその様子を復元されています(下の画像:ほっといわむらだより)。