黒柴りゅうの散歩道

日本各地の旅の記録(伝建地区と一宮そして100名城)

46 第1次アウトドアブーム

1 バブルの崩壊とRVブーム
 1990年代のアウトドアブームは、バブルの崩壊が関わっていました。
 80年代の後半から90年代の初め、我が国はバブル経済の真っ只中で、オフィスでの私の仕事スペースよりも壱万円札を敷き詰めた方がはるかに安く、日本全土の地価がアメリカを上回ると言われた時代です。今から思うと夢のようで、日本ではクリスマスイブのホテルのディナーに若者が殺到していたのに対し、アメリカの若者がピックアップで野山に出かけるのを、テレビは半ば同情気味に報道していました。
 しかし程なくバブルは崩壊、時代のムードは一瞬で変わり、お金を掛けずに過ごせるアウトドアライフとRV(Recreational Vehicle:ミニバン、ワゴン、四駆・SUVなど)ブームの相乗作用で、一気にオートキャンプ全盛の時代となりました。

【左】1994孫太郎オートキャンプ場 【中】1994播磨日時計の丘 【右】1995オートリゾート滝野

デジカメがなかったため写真は記念撮影中心、キャンプ場のものはほとんどなく苦労して見つかりました!

2 我が家のキャンプ事始
 その頃新しい冷蔵庫を購入したのですが、その東芝のサマーキャンペーンで家内が一等賞を当て、アウトドア用のテーブル・椅子と食器一式、クーラーボックスのセットが労せず手に入りました。後はテントだけです。生協がカタログで扱っていたのでその緑のテントを購入し、ファミリーキャンプをスタートさせました。
 ちょうど娘や息子が保育園から小学生になり、子ども達はお出かけ大好きの時代、親は連れて行って一番楽しい年頃、連休や夏休みを利用して各地に出かけました。しかも各地に出来始めたリゾートの様な美しいオートキャンプ場に、家族4人が一泊5,000円程度で泊まれるので、これまでの予算で2・3回出かけることが出来ます。その内、職場の先輩や子どものピアノ教室で仲良くなった家族と一緒にキャンプするようになり、楽しさが一層増していきました。

インフレータブルのカナディアンカヌー(3人乗り)を買いました。左は四万十川、中右は岐阜県椛の湖

3 三家族での合同キャンプ
 その三家族で、東は富士山から西は四万十川まで出かけました。当時は携帯電話がまだない時代なので、トランシーバを購入して連絡を取りながら移動していたのですが、これを子ども達が楽しく使って、車の中でクイズを出したり歌を歌ったり、まるで学校の遠足のような感じで楽しんでいたのが、ついこの間の事のようです。
 今またブームが到来し、孫を連れてキャンプ出来たら楽しいなと思っています!

30年ぶりに買ったアウトドアグッズ「小川テント・カーサイドタープ」、一人でのキャンプ場利用は割高のため、伝建地区訪問では車中泊に変更!(やや高い買い物になりました。早く活用出来る日が来る事を・・・!)