黒柴りゅうの散歩道

日本各地の旅の記録(重伝建と一宮そして100名城)

53 木曾路の伝建地区

1 訪問のための準備-Google mapの活用
 久々の伝建地区訪問の旅に出て来ました。
 一ヶ月前に四国を終えた時点で、全国の伝建地区126ヶ所の内86ヶ所を終えているので、残りは40ヶ所、特に多く残している地域は関東地方・甲信越地方そして九州地方です。この中で比較的近い木曽・信濃路がターゲットにしました。予定を立てる時はポイントは以下の手順です。
【手順】
・訪問地をリストアップする(全13ヶ所)。
・地図(Google map)の上にマークし、ルート機能を使って訪問順を確認する。
・共有機能(リンクをコピー)でURL(https://goo.gl/maps/N9wSyc8f75vyPeyU8)をスマホに送っておく。
・訪問場所は住所でも確認し、出発前にカーナビに入力を終えておく。
・冷静に全体を俯瞰出来る自宅ならではの作業で、PCだからこそ可能。
・以上、時間ロスを防ぎ旅の質を下げないための弾丸ツアー必須の準備です。

2 旅のスタート-奈良井宿
 大内宿や角館と並んで、伝建地区の中では最も期待していた場所でした。昭和53年、全国で11番目の伝建地区指定で、倉敷や知覧・高山よりも早いのでかなりの「老舗」です。中山道鳥居峠が大変な難所で、麓の奈良井宿で多くの人が宿を取るため、最盛期には「奈良井千軒」と呼ばれ賑わった宿場町だそうです。
 伝建地区はエリア指定なので、どこを目指して行くのか結構悩む時があります。中心部に駐車場併設の案内所があるというのが理想ですが、ここ奈良井宿は隣接の道の駅があるため安心して向かえました。更に近くて線路を渡りやすい場所にスペースがあることを、Googleマップやストリートで確認していたのでラッキーでした。下調べが功を奏し笑顔になる瞬間です。前向きな気持ちでいると積極性が出て、町の人にも尋ねやすくなります。「線路を横切る道はこちらで大丈夫ですか?」、「良いよ。このまま向かうとすぐ見つかるわ!」、明るい問いかけには明るく答えて貰えます。
 家と家の隘路を抜け通りに出ると「あっ!」と声が出ました。予想通り壮観な町並です。町家の大部分が街道に並んで間口いっぱいに建ち、二階を一階より張り出した造りで軒が深く、独特の町並を形成しています。何度も写真では見ていたものの圧巻でした。

道の駅横の木曽の大橋。樹齢300年以上の総檜作りの太鼓橋は橋脚を持たない木製の橋としては日本有数。

歴史を感じる町並と明治天皇行在所の上問屋(国重要文化財)・脇本陣の伊勢屋・旅籠屋の徳利屋

3 隣接する伝建地区-木曾平沢
 江戸時代より漆器業で繁栄し、今なお日本有数の生産地として栄えていて、中山道沿いには漆器店が軒を連ねています。町外れの道の駅「木曽ならかわ」は、道の駅と言うよりミュージアムのような場所で、木曽の漆器、木材加工製品の展示と販売がされていて見応えがありました。