黒柴りゅうの散歩道

日本各地の旅の記録(伝建地区と一宮そして100名城)

104 篠山河原町の無電柱化

 随分以前に訪れた丹波篠山市の伝建地区、篠山城周辺の武家屋敷河原町の商家群ですが、特に後者の方は古いものの雑然とした印象があり、再訪したいとは思いませんでした。ところがネットの情報で無電柱化が進んだことを知り、一昨日丹波市へ出かけたついでに6年ぶりに立ち寄ってみることにしました。
https://www.city.tambasasayama.lg.jp/news/2021/21_04/16216.html
 激変していました。電柱がなくなると景観の中から「印象の良くない縦線」(電信柱)が消えるだけでなく、同じく「印象の悪い横線」(電線)が消えますから、街角の空気が澄んだ様な感じがします。丹波古陶館の方にその事を伝えると、係の女性は「そうなんですよ。空が広くなった気がします!」と笑顔で仰有っていて、感動を共有できました。

(上)平成28年(下)令和4年  無電柱化で別の町の様になった丹波篠山市の「河原町妻入商家群」  

この日は絶好の秋晴れ、澄み渡った青い空だけに一層空が広く感じられました。まさに「ザ伝建地区」

 これで篠山城の大書院や御徒士町通りの整備も合わせて、町全体が甦ったというかヴァージョンアップした感じで、何も私のためにしてもらった訳ではないのですが「ありがとう篠山!」という気持ちになりました。

城下町武家屋敷安間家史料館と御徒士武家屋敷群、茅葺きのため他所とはまた違った雰囲気の城下町

篠山は戦国期には波多野氏が活躍した地域、その居城八上城と麓の八上小学校。河原町から1km地点で撮影