黒柴りゅうの散歩道

日本各地の旅の記録(伝建地区と一宮そして100名城)

70 有明海沿岸の伝建地区

1 日程とルートの変更 旅の途中で自宅に戻る必要が生じました。残りの3泊4日を1泊2日へ、何とか福岡・佐賀・長崎は終えておきたかったので、下図(Googleマップより)二つを合体して1日ルートに変更です。宿泊先は長崎なので市内の伝建地区は翌日午前…

69 九州を代表する巨大社殿

1 祐徳稲荷神社 佐賀県鹿島市にある祐徳稲荷神社(ゆうとくいなりじんじゃ)は、日本三大稲荷の一つに数えられ、この地で多くの人々に信仰されています。江戸期鹿島藩主鍋島氏による創建ですが、今や年間約300万人の参拝者が訪れ、初詣では全国ベスト20に入…

68 情報入手のポイント

1 旅行者に一番必要な情報「伝建地区巡り」の最大の課題は、現地の核となっている施設に辿り着くこと、そしてポイントとなる建物を見つけること、これに尽きると思います。昭和の時代など比較的早く指定を受けた地区は、多 くが観光化に成功し自然とその様…

67 全てそろった伝建地区

1 佐賀県嬉野市へ「塩田津」は、長崎街道だった道路沿いには、白壁の大きな家々が並びます。現在その後を継ぐ国道498号線は、町を迂回するバイパスになっているので、町中は大きな通りの割に交通量が少なく落ち着いた風情となっていました。 中心となってい…

66 無電柱化と伝建地区

1 無電柱化の国際比較 国際的に見て日本の無電柱化の割合は低く、ロンドンやパリはもちろん、アジアの主要都市でも、香港やシンガポールは100%、台北で96%、ソウルが50%となっているのに対して、東京23区で8%、大阪市で6%ですから(国土交通省2018)…

65 大都市の中の一宮

1 九州最大の都市福岡 福岡はさすが九州の中心都市で、町を走っていても大都市だと感じます。昭和の古い記憶では、我が国の政令指定都市は7つ、つまり人口100万人以上の都市ですが、東京・大阪・名古屋・京都・横浜・神戸・北九州で、福岡市は80万人ぐらい…

64 私が伝建地区を巡る訳

1 伝建地区を巡る訳 少し立ち止まって考えてみました。今の所こんな感じでしょうか。①人との出会いの場合、相手の興味や関心・嗜好や趣味に触れる中で、やがてその人の見方考え方の背景にある来歴や人となりを感じ、自分の人生観や世界観が豊かになって行く…

63 圧倒的な白壁の町 吉井

1 伝建地区への行き方 八女市の二つの伝建地区(八女福島・黒木)からうきは市の伝建地区に向かうため、耳納山地を越えるルートで向かいました。途中、既に記事にした「広内・上原地区の棚田の展望台」で一休みし、ナビの通り目的地の「白壁交流広場駐車場…

62 訪問のルートに悩む

1 多くの伝建地区 春に訪れた東北地方は、あの広いエリア全体(面積は九州のおよそ1.5倍)で9地区(一つの県に一ヶ所または二ヶ所、山形はゼロ)で、それを8日間かけての訪問でしたが、こちらは随分密集していて福岡県だけで5ヶ所あり(九州全体では22…

61 伝建地区と石積の棚田

1 八女市の二つの伝建地区 八女福島は江戸時代初期に作られた城下町で、指定地区はその町人居住区に当たり、久留米藩最大級の商家町として発展しました。町並には城下町として計画された歴史が感じられ、多くの伝統的建造物が残っていて落ち着いた雰囲気の…

(TEST)続々・九州ツアー

ようやく岡山です。まだまだ家は遠いですが、高速代が深夜割引になる様に考えると、よい時間帯になって来ました(約16,000円が約12,000円に!:誤記訂正) それにしても長崎から約800km、ちょっと六十代半ばの身体には、無理な移動かなと心配でしたが、案外…

(TEST)続・九州ツアー

昨日に続き、スマホで現地からの更新です! 今日も好天に恵まれ、暑い中、佐賀県・長崎県の伝建地区を中心に訪問しました。こちらではそれなりに有名なのかも知れませんが、関西人には馴染みのない地名ばかりで(知っていたのは有田ぐらい)、訪問ルートが頭…

(TEST)九州ツアー

今月は、毎日記事を作成していましたが、新しい旅に出ているため、しばらくは更新出来ない状況です。と言う事で、現地からスマホで挑戦してみました。 取り敢えず画像をアップします。写真は基本デジタル一眼で撮っているので、スマホにあったのはほんの少し…

60 燃料価格の地域差

1 信州の燃料価格 松代城に向かう道中、燃料計の残量が減るのを気にしながら考えました。ガソリンスタンドを経営するには、土地・建物代や人件費がかかります。当然、それは都市部で高く地方では安くなるので、では信州では燃料が安いかというとそんな事は…

59 信濃国一宮 諏訪大社

1 訪問と参拝と御朱印 今回の信濃ルートの訪問で、行程を組む際に一番悩んだのが諏訪大社でした。参拝だけなら朝早くても出来るものの、御朱印をいただこうと思うと、6時や7時台に社務所が開いていると言うことはまずありませんし、逆に夕方、夏なので陽…

58 愛車早くも1万キロ

そろそろ二度目のオイル交換が必要かなと考え、お世話になっている近所のマツダに連絡を入れました。全国ツアーのことを知っている担当セールスとのやり取りです。「もう何km乗られましたか?」「先日1万km越えました!」「早いですねえ、まだ三ヶ月経…

57 伝建地区-海野宿

1 プロフィール 海野宿は東御市にある北国街道を代表する宿場町です。関西人には読みにくいですが「とうみし・うんのじゅく」です。初めて町並の写真を見た時、見事に往時の様子が残されていて圧倒されました。それ故、この地の訪問は長い間とても楽しみに…

56 真田氏ゆかりの上田城

1 学生時代の旅行 学生時代、大学の先輩と一緒に1週間の信州旅行に来ました。当時は国鉄の周遊券で、長野県内はバスも含めて乗り放題です。青春18きっぷと同じ様に思われていますが、周遊券の方がメリットが多かったように思います。 ・青春18きっぷの5日…

55 伝建地区-千曲市稲荷山

1 町並・建物保存の現状 稲荷山地区は、江戸時代終わりの地震で大きな被害を受けました。その善光寺地震による大火を経験し、この町の土蔵は、壁・粗壁・なまこ壁・腰板張りの壁などの蔵が多く残っています。町はその後大きな復興を遂げ、明治時代から大正…

54 伝建地区-白馬・戸隠

1 車中泊とハンディ扇風機 中央高速の屏風山PAで車中泊、5時前に目覚めました。相変わらず周りはトラックだらけですが、遠くに瑞浪の町並みと青空が見えとても清々しい朝です。エンジンONのまま朝までというのはNGにしているので、全国的に猛暑のこ…

53 木曾路の伝建地区

1 木曽路の魅力、奈良井宿 大内宿や角館と並んで、伝建地区の中では最も期待していた場所でした。昭和53年、全国で11番目の伝建地区指定で、倉敷や知覧・高山よりも早いのでかなりの「老舗」です。中山道の鳥居峠が大変な難所で、麓の奈良井宿で多くの人…

52 観光日本の復活

1 もう一つの天橋立 関西一円に広がった京都府民割(きょうと魅力再発見旅プロジェクト)を使って、丹後半島に出かけてきました。宿泊割引5,000円とクーポン券2,000円、夫婦で14,000円お得な旅でした。 これまで魅力を感じながらも、少しアクセスが遠かった…

51 広島カープファン

1 広島市民球場 40年来のカープファンです。学生時代を広島で過ごし、父譲りの阪急ブレーブスファンからカープファンに変わりました。 きっかけは広島市民球場に行った事でした。客席が満員と言うだけでなく、一番上の通路まで二重三重にファンがいて、ラ…

50 太陽光発電のこと

1 我が家のきっかけ 2010年、我が家は太陽光発電を申し込みました。当時、再生可能エネルギーを固定価格で買い取ってくれるFIT制度のお蔭で、買取価格は1kw48円(10年間)、購入価格が1kw24円ですから大変お得な制度でした。 最初はやや消極的でした。…

49 私の畑作り

1 幼い頃、家に牛がいた 高度成長期の農村で育ちました。幼い頃はまだ機械化が進んでいなくて、牛が動力です。田起こしや代掻きなど、大きな鋤を堂々と引く牛とそれを操る父の姿は、実に頼もしい感じでした。子を産んだ時もあって出産シーンは鮮烈な記憶で…

48 作家山本兼一氏のこと

1 山本作品との出会い 学生時代から司馬遼太郎作品のファンで、彼が亡くなった時(1996年)は本当に残念でした。しばらくは藤沢周平氏や山本一力氏のような時代小説を楽しんでいましたが、やはり歴史上の人物を史実を踏まえて扱い、その時代をリアルに感じ…

47 山城訪問40を越える

1 山城の魅力 大河ドラマ『麒麟がくる』の光秀ブームに影響を受け、丹波の山城を手始めに各地の城跡に出かけるようになり、訪れた山城は40になりました。 戦国時代、実際に合戦の舞台だったのは山城です。現地を訪れると、石垣や堀切・土塁や曲輪などの名残…

46 第1次アウトドアブーム

1 バブルの崩壊とRVブーム 1990年代のアウトドアブームは、バブルの崩壊が関わっていました。 80年代の後半から90年代の初め、我が国はバブル経済の真っ只中で、オフィスでの私の仕事スペースよりも壱万円札を敷き詰めた方がはるかに安く、日本全土の地価…

45 再びりゅうの思い出

1 近所の方のお話し 今日は自治会の「歴史探訪ウォーキング」に妻と二人で参加してきました。大河ドラマにちなんで、地元に残る源氏ゆかりの地を巡る8km程の道のりでしたが、梅雨の合間の好天に恵まれ気持ち良く歩いてきました。 移動中近所の方と話して…

44 お気に入りのLPレコード

1 アナログ復活の時代 今回はアナログレコードの話題です。 アナログの音の良さについてはハイレゾ以上ではないかと感じていましたが、ダ・ヴィンチWebに納富廉邦氏が、『結局、「アナログレコード」が良いに決まっているのだ』 https://ddnavi.com/revi…